2018年09月08日

ログローニョに到着

バルセロナを後にしてログローニョという北部の都市へ列車で向かう。ただ鉄道は途中から単線になり、列車も1日5便程度と少ない。朝7時半発の列車に乗ろうとしたら、途中のサラゴサまでしか席がないという。サラゴサは鉄道駅とバスターミナルが隣接しているので、バスに乗り換えていくこともできるだろうと考えて列車に乗った。とはいえ、サラゴサからのバスがすぐ乗れるかわからない。便所に閉じこもって、そのままログローニョまで乗ってしまおうかと、子どものような安易な発想が頭を巡る。

P1040707.JPG
車掌が回ってきたので、事情を話した。最初は満席だと断られたのだが、しばらくすると一番前の角の席が空いているとのこと。追加料金を払ってサラゴサで席を移動し、何とかログローニョまで行くことができた。

DSC_0111.JPG
列車は定刻通りにログローニョ駅に到着。そして券売所へ行って翌日夕方のマドリード行き列車の切符を買おうとしたら、すでに満席だと言われた。車椅子障害者向けの席が1つ空いているが、これは健常者に販売できないとのこと。ふと思った。来た時にサラゴサから座った席は、横に広い空間があった。つまり車掌が機転を利かせて、空いていた障害者向けの席に座らせてくれたのではないかと。
posted by sakaguchitoru at 22:24| Comment(0) | スペイン

2018年09月07日

パエージャ三昧の日々

スペインに来ると、無性にパエージャが食べたくなる。米の産地であるバレンシア州がパエージャの本場だが、北側に隣接したカタルーニャ州でも多様なパエージャや米料理が食べられる。日本ではパエリアと呼ばれることがあるが、スペイン語に即して発音するとPaellaはパエージャ、またはパエーリャと表記したほうが良い。1人で注文すると直径30センチほどの鍋で出てくるが、定食の前菜で頼むと大鍋から皿によそって持ってきてくれる。鍋で作った料理は写真だと量がたくさんありそうに見えるが、2〜3センチほどの深さなので女性1人でも食べられるほどだ。

pa1.JPG
パエージャ・バレンシアーナ
バレンシア風のパエージャという意味だが、元来のものがこれ
鶏肉、インゲン豆、パブリカなどの具材が入っている

pa2.JPG
パエージャ・デ・マリスコス
魚介のパエージャ。エビ、イカ、ムール貝などが入っている

pa3.JPG
フィデウア・デ・マリスコス
短く刻んだパスタで作るパエージャをフィデウアと呼ぶ
具材に魚介が入っている

pa4.JPG
フィデウア・デ・カラマレス・エン・ス・ティンタ
イカ墨のフィデウア

pa5.JPG
アロス・コン・セタ
マッシュルームのリゾット
posted by sakaguchitoru at 21:28| Comment(0) | スペイン

2018年09月06日

スペインのコーヒー事情

一般的にスペイン人はコーヒーをエスプレッソで飲む。カフェでは機械を使って1杯ずつ煎れて給仕してくれる。好みに応じてカフェ・コン・レチェ、つまり牛乳入りのカファラテの注文も可能。アメリカンを注文すると、エスプレッソをお湯で薄めるので、あまりお薦めできない。

DSC_0027.JPG
飲食店ではこんな感じで煎れてくれる

DSC_0085.JPG
テラス席でのんびりコーヒーを味わえる

P104070.JPG
ちなみに家庭ではエスプレッソメーカーを使う
泊まっている宿の共同台所にあったので、自分で煎れて飲んだ
posted by sakaguchitoru at 23:52| Comment(0) | スペイン