たまたまバスターミナルに行った時、その近くで子どもたちがラグビーの練習をしていた。聞くところによると、午後に国内リーグのトーナメント戦が行われるとのことで、教えてもらった時間に行ってみる。

展開の速いプレーが見られた
トゥクマンをはじめ、アルゼンチン北西部には全10チームからなるリーグがある。この日に行われたのは、赤いジャージのロス・タルコス・ラグビー・クラブLos Tarcos Rugby Clubと、緑と黒のジャージのトゥクマン・ラグビーTucumán Rugbyによるトーナメント戦だった。これまでトゥクマン州からは、名の通ったラグビー選手を輩出してきた。例えばアルゼンチン代表として活躍した選手で、2023-2024年シーズンでは日本のリーグワン、東京サントリーサンゴリアスに所属していたニコラス・サンチェス。彼はトゥクマン・ローン・テニス・クラブTucumán Lawn Tennis Clubで10代の時にプレーをし、20代前半にフランスのリーグに渡って活躍してきた。

ラインアウトからのプレー

モールで押し込んでトライとなった

難しい角度からのコンバージョンキックを決める
サッカーの影響が強いのだろうか。キックの精度が高いように感じられた。プレーの展開は速く、攻守が何度も入れ替わる場面があった。逆の視点で見ると、それは攻撃側がボールを保持できていないということだ。また、審判の判定は国際基準から見るとおおまかな感じで、例えばラインアウトからの明らかなノットストレートに笛が吹かれない場面もあった。

観客は数百人程度だろうか

試合が終わって互いに称え合う
アルゼンチンではラグビーはアマチュアスポーツである。国内リーグで活躍する有望選手は、欧州をはじめとした北半球のプロチームにスカウトされ、その中からアルゼンチン代表として選ばれることになる。
posted by sakaguchitoru at 12:12|
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