2017年01月11日

アタカマ砂漠(上)

 ペルーの首都リマからバスを乗り継ぎ,国境を越えてチリ最北端の都市アリカまでやってきた。この町から300キロほど南下するとイキケという小さな港町がある。リマからの道中は石化した地表や岩山など単色の景色が続いていたので,人の営みに思わずほっとする。
 そこから東へ向かって山岳地帯を走るとチリで最古の町のひとつサン・ペドロ・デ・アタカマにたどり着く。アリカから計10時間以上の長旅にもかかわらず,多くの観光客がこの町を目指すのは,アタカマ砂漠やアンデス高地へのツアー拠点となっているからだ。
 私がここを訪れたのは8月で,季節は冬。標高2500メートルに位置する町だが,日中は半袖で過ごせる。日が暮れ始めると次第に冷えこみ,眠るときは毛布3枚が必要になるほどだった。

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posted by sakaguchitoru at 09:01| Comment(0) | チリ
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