2017年01月18日

ガラパゴス諸島(中)

 野生動物が生息するガラパゴス諸島では、ゾウガメやイグアナといった爬虫類が観察できる。当地の名称はスペイン語でゾウガメを意味するガラパゴ(Galápago)が語源だ。
 サンタ・クルス島はガラパゴス諸島で最も観光化された島で、ホテルやレストランが集まっている。私は海岸部から30分ほど車に乗って山道を走っていく。そして沼辺の保護区へ行くと、数頭の巨大なゾウガメが見られた。体長2メートル近いものもいて、ゆっくりとした動きで草を食べている。野性味あふれるガラパゴスゾウガメは、太古から存在する姿のようだ。
 ガラパゴス諸島にはサボテンを食べるリクイグアナと、海に潜って藻を食べるウミイグアナが生息している。私は3泊4日のクルーズ船で、合わせて6つの島を巡った。リクイグアナが見られたのはセイモア島。この島には餌となるサボテンが多く、リクイグアナがゆっくりとした動きで地表を這っていた。
 サンティアゴ島ではウミイグアナが群れていた。そして同じ海岸にはガラパゴスアシカが砂浜に寝そべっていて、ウミイグアナと共生している。イグアナやアシカを捕食する動物はいないので近付いても逃げないし、人を襲うこともないので、間近でじっくりと観察できる。

ウミイグアナ.jpg
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posted by sakaguchitoru at 09:20| Comment(0) | エクアドル
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