別の日にセイモア島では、アオアシカツオドリの生態が見られた。水かきが青いのが特徴で、何組ものつがいを観察する。嘴を突き合ったり、雄が羽を広げたりと求愛行為をしている。別の場所には営巣地があり、雌鳥が砂地に座り込んで卵を暖めている姿もあった。
島々では動物が手の届くほどの近さで観察できるが、触れたり餌を与えたりすることは禁止されている。そして自然保護区内の観光は、自然保護員がガイド同伴しないと行けない。クルーズ船には彼らが乗船しており、観光客を各島へと案内する。
徹底された保護活動によって動物の生態が保護され、旅行者たちはマナーを厳守しつつ動物が見られる。ガラパゴス諸島は自然愛好家を惹き付け、動物観察の聖地として世界中の人々の関心を呼んでいる。
