2018年09月11日

ニカラグアに関しての記事を見つける

スペインはかつて中南米の広い範囲を植民地にしてきた歴史がある。これらの国々をスペインやポルトガルは「イベロアメリカ」と呼ぶ。旧植民地から出稼ぎや出戻り移民としてやって来て、スペインに住んでいるイベロアメリカ諸国の人たちも少なくない。こうした移住者がいるので、イベロアメリカ諸国に関する報道も多く見られる。

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たまたま昼食で入ったレストランのバーカウンターに、中米ニカラグアのラム酒「フロール・デ・カーニャFlor de Caña」が置いてあったので、ニカラグア情勢はその後どうなっているだろうと思っていたら、現地スペインの新聞で記事を見つけた。それと同じような内容がロイターの和訳記事にも掲載されている。
https://jp.reuters.com/article/nicaragua-protests-ortega-idJPKCN1LR072

ニカラグアでは今年4月から福祉手当の減額に対する反政府抗議デモが勃発し、数か月に渡って暴動が繰り広げられた。この暴動を利用して、CIAをはじめ米国の諸団体が、ニカラグアの反政府右翼組織に資金提供をして同国を陥れようとした。これはキューバやベネズエラをかく乱させようとする構図と同じである。

幸いにもニカラグアでの暴動は8月にほぼ収束した模様。先月に自分のブログに所感を述べたので参考までに
http://sakaguchitoru.sblo.jp/archives/20180810-1.html
posted by sakaguchitoru at 23:50| Comment(0) | ニカラグア

2018年08月10日

中米ニカラグア情勢に関しての所感

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私は2017年6月にニカラグアへ行った。この国にはこれまで計4回渡航したことがある。去年訪問した際、市街を歩いていて気になったのは、オルテガ大統領の看板が随所に見られたことだ。友好国と比較して例を挙げると、キューバではフィデル・カストロは自分が個人崇拝されるのを嫌って銅像などは造らされなかった。少数ながらカストロ兄弟の看板を見かけるが、現在でもフィデルのTシャツ製造販売は禁止されている。

ニカラグアでは今年4月に国民保険の労働者負担が増えたことで、反政府デモが頻発するようになった。当初は市民団体のデモから始まったが、その後に右翼が過激な暴動を起こして死傷者が多く出ている。これは米国の支援を受けた右翼団体だということが報道されている。
http://latinpeople.jugem.jp/?eid=753

オルテガ大統領は2016年11月の選挙で、得票率72.5%を得て再選された。1年半前はこのように圧倒的な支持率で当選しており、それに代わる野党の指導者が存在しないのが現状である。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM08H0P_Y6A101C1EAF000/

南米ベネズエラからの8月2日の報道によると、暴動は収束して回復しつつあるという。
http://latinpeople.jugem.jp/?eid=776

一方で「内戦」という言葉を使って、暴動が酷いことを煽るような記事も配信されている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3184707?pid=20402216

今回のニカラグアでの暴動に関しては、現政権を嫌う米国を中心とした西側陣営と、ニカラグアの友好国であるベネズエラやキューバなどとの国際的な情報合戦になっており、実態が見えにくくなっているのが現状だ。
posted by sakaguchitoru at 10:48| Comment(0) | ニカラグア

2018年03月31日

マンゴーの木の下で

あれは中米ニカラグアへ2回目に取材に行った時のことだった。成田から20時間くらいかけてメキシコ、エルサルバドルで乗り継いで到着したが、預け荷物が出てこない。空港に何度も電話で問い合わせをし、ようやく3日待って荷物が届いているのを確認した。
その翌朝、首都マナグア郊外の国際空港へ行き、ターミナルから少し離れた倉庫へ行く。しかしそこには誰もおらず、鍵がかかった部屋に大量の荷物が保管されていた。通りがかりの係員に尋ねたみる。
「あそこの担当者はもう出勤する時間なんだがな。そろそろ来るから、木陰で少し待っていてくれ」
倉庫の周囲にはマンゴーの木があり、日差しが強いのでその木陰に座って待つことにした。ボトリ、ボトリとマンゴーが数分おきくらいに落ちてくる。近くにいた軍服姿の若い女性が、落ちているマンゴーを拾って食べている。彼女は陸軍管轄の空港警備員とのこと。休憩時間はよくここに来るそうだ。
「これ食べられるの?」
「少し酸っぱいけれど。あなたも試しに食べてみたら?」
傷の少ない実を選んで、かじりついてみた。市場などで売られているような肉厚のマンゴーに比べると、食べられる部分が少ない。軍人女性と歓談しながら、5つくらいは食べた。
こうして30分ほど待つと、倉庫の管理人がやってきて鍵を開ける。そして無事、荷物を受け取ることができた。

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露天市場で売られているマンゴー
posted by sakaguchitoru at 07:05| Comment(0) | ニカラグア