2020年03月21日

ナカタマルを食べる

ニカラグアを代表する料理ナカタマル。中南米各地にタマルという料理があるが、ニカラグアやその隣国のホンジュラスではナカタマルと呼ぶ。

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トウモロコシの粉で生地を作り、刻んだ肉や各種野菜、米などを入れて、バナナの葉で包んで蒸した料理だ
posted by sakaguchitoru at 13:54| Comment(1) | ニカラグア

2018年09月11日

ニカラグアに関しての記事を見つける

スペインはかつて中南米の広い範囲を植民地にしてきた歴史がある。これらの国々をスペインやポルトガルは「イベロアメリカ」と呼ぶ。旧植民地から出稼ぎや出戻り移民としてやって来て、スペインに住んでいるイベロアメリカ諸国の人たちも少なくない。こうした移住者がいるので、イベロアメリカ諸国に関する報道も多く見られる。

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たまたま昼食で入ったレストランのバーカウンターに、中米ニカラグアのラム酒「フロール・デ・カーニャFlor de Caña」が置いてあったので、ニカラグア情勢はその後どうなっているだろうと思っていたら、現地スペインの新聞で記事を見つけた。それと同じような内容がロイターの和訳記事にも掲載されている。
https://jp.reuters.com/article/nicaragua-protests-ortega-idJPKCN1LR072

ニカラグアでは今年4月から福祉手当の減額に対する反政府抗議デモが勃発し、数か月に渡って暴動が繰り広げられた。この暴動を利用して、CIAをはじめ米国の諸団体が、ニカラグアの反政府右翼組織に資金提供をして同国を陥れようとした。これはキューバやベネズエラをかく乱させようとする構図と同じである。

幸いにもニカラグアでの暴動は8月にほぼ収束した模様。先月に自分のブログに所感を述べたので参考までに
http://sakaguchitoru.sblo.jp/archives/20180810-1.html
posted by sakaguchitoru at 23:50| Comment(0) | ニカラグア

2018年08月10日

中米ニカラグア情勢に関しての所感

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私は2017年6月にニカラグアへ行った。この国にはこれまで計4回渡航したことがある。去年訪問した際、市街を歩いていて気になったのは、オルテガ大統領の看板が随所に見られたことだ。友好国と比較して例を挙げると、キューバではフィデル・カストロは自分が個人崇拝されるのを嫌って銅像などは造らされなかった。少数ながらカストロ兄弟の看板を見かけるが、現在でもフィデルのTシャツ製造販売は禁止されている。

ニカラグアでは今年4月に国民保険の労働者負担が増えたことで、反政府デモが頻発するようになった。当初は市民団体のデモから始まったが、その後に右翼が過激な暴動を起こして死傷者が多く出ている。これは米国の支援を受けた右翼団体だということが報道されている。
http://latinpeople.jugem.jp/?eid=753

オルテガ大統領は2016年11月の選挙で、得票率72.5%を得て再選された。1年半前はこのように圧倒的な支持率で当選しており、それに代わる野党の指導者が存在しないのが現状である。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM08H0P_Y6A101C1EAF000/

南米ベネズエラからの8月2日の報道によると、暴動は収束して回復しつつあるという。
http://latinpeople.jugem.jp/?eid=776

一方で「内戦」という言葉を使って、暴動が酷いことを煽るような記事も配信されている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3184707?pid=20402216

今回のニカラグアでの暴動に関しては、現政権を嫌う米国を中心とした西側陣営と、ニカラグアの友好国であるベネズエラやキューバなどとの国際的な情報合戦になっており、実態が見えにくくなっているのが現状だ。
posted by sakaguchitoru at 10:48| Comment(0) | ニカラグア