
番組編成としては、プントの楽団とソンの楽団が交互に登場して演奏するのが一般的。合間に司会者による説明や奏者との話のやりとりがあり、1時間の番組内で5曲程度が演奏される。よってプントの演奏が2〜3曲ほど聴けるわけだ。このパルマス・イ・カーニャスは革命後の1962年10月に始まり、半世紀以上の歴史を持つ長寿番組である。農作物を栽培する人たちに敬意を払い、かつ農業従事者が誇りを持たせるという意味合いもあるらしい。キューバ人なら誰でも知っている全国放送のテレビ番組だが、やはりどちらかと言うと年配の人に好まれている。
ネットでPalmas y Cañasをキーワードに検索すると、動画サイトに一時間の放送がそのまま見られる回がいくつかアップされている。上記の回は農民音楽を代表するマリア・ビクトリア・ロドリゲスが出演しているが、彼女はここではソンを歌っていて、プントは別の音楽家が歌っている。15:15くらいからプント・リブレ、39:25くらいからプント・フィーホの曲が上演されている。